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第五話 秘伝、石剣勢法
第四話 日下無双の遺書の続き


風鳴き地蔵に隠された洞穴

洞穴の奥には剣豪の遺書

なぜ、こんなところに?

平次郎、一人、なにを思う?


銭形平次、ビギンズ

第五話 秘伝、石剣勢法


新免無二、戦国時代を生き抜いた剣豪
宮本武蔵の父

子である武蔵との、親子仲はよくなかったらしいが
親子共に、無双の称号を手にする

「、無二、無二さま、、開祖様じゃねえか!」

木箱に書かれた文字にはしっかり、無二の名を記していた
当理流開祖、無二

「箱、中身は、あるのか?」

木箱は、年代を感じさせる
少なくとも、100年、150年近く
この洞穴で眠っていたことになる
「その割には、」

埃がほとんど、積もっていない?
いくら、風が通るといっても、少しきれい過ぎる
「…」
とにかくだ、
「…中身だ、老師に報告せねば、」

当理流開祖の残した遺産、
現、当主、である理救老師へ報告するのが筋だ
「、、しかられるな、ま」
いいか、
叱られる覚悟は、当に済ませた
後は、、儘(まま)よ

木箱は、あっさりと開いた

紙の束を、糸でまとめた、製本した、
冊子状にまとめられた、書
表紙には

「 …秘伝勢法、、石剣弐拾四式?」

石剣弐拾四式(せきけんにじゅうよんしき)
勢法、つまり、武術の形

「こりゃあ、、いよいよ」

平次郎、一人の手に負えない、そう思った

年代を感じさせるが、
書には虫食いの跡がない

「風通し、のせいか?」
風に敏感な虫は多い、
町中の風が集まる場所だ
虫も、警戒して、入ってこなかったのだろう

「どうするか、だな、」
老師に、ゆだねたい、しかし

気になるのは、地蔵の頭
「地蔵の頭、あれを真二つに割ったのは、誰だ?」
かなりの達人、しかも、普通は
「地面に転がってる首は狙わないよな」

地面に向かって、振り下ろす、不自然
「自然に考えたら」
こうだ、地蔵の頭を、いったん体に戻して
「一閃、」
そうすれば、自然な高さの頭を打つことができる
そうなれば、

「誰かが、一度はここの仕掛けに気づいている?」
それは、四年前?

冊子を手に取る、平次郎
冊子の下には、折りたたんだ紙
手紙があった、冊子を木箱に戻し
手紙を読む

手紙は、無二の遺書
『兵法を、極めんとする人生であった

天下無双にあこがれた、
だが
足利15代将軍より送られた称号は
日下無双、太陽の下での最強

日下無双は、月に届かず
月下の無双には、未だ至らず

我が子、武蔵は円明流を開く
円とは、日輪、月輪、天の輪(えん)

ついには、二天に届く
日下、月下、ともに無双

しかし、この無双になんの意味がある』

「開祖、様?」
開祖、無二の言葉


『我が剣は、我ら親子は、何に行き着いた?

理は、どこへ行き着いた?
確かに、強くなった、我らは強くなった
だが未だ、刀を放せずに居る』

しかし、、それは

『誰を、守れた?
剣を振って、誰が助かった?
戦国から、世は泰平へ、
我らの剣は、守れたか?
飢えた者すら、救えない
これが、無双か?』

開祖の、悩み、苦悩の言葉

『上泉 信綱、新陰流には、無刀取り
活人剣が伝わると聞く、では我が流は、
誰を、救えた?』

「…救われました、開祖様」
救われた、当理流に拾われて
平次郎、親をなくした子ども達

しかし、無二が生きたのは、戦国時代末期
村は焼け、町はつぶれ、飢えた者が倒れる
どれほどの苦悩だったのか

『ここに、残すは、兵法の長さ、を補う術なり
刀から手を離せなかった、我らのための
刀は短い
刀で届かぬところを、民を助けるために
その果てに、離すための術なり
我らは、おそらく、このままでは無刀の理には、届くまい』

武術、武道、
それは、流派ごとに、思想がある
戦闘体系、理をつきつめても
極めた境地は、流派によって違う
流れの先は、違う

『無刀に、至らずともよい』

これも、仕方なし
新陰流は、相手と自分を結ぶ線、攻撃線をはずす体裁き
斜め前より進み出て、円運動に巻き込み
相手の攻撃のみを殺す
極めれば、無刀に行き着く

当理流は、攻撃の軌道を事前に塞ぎ、または反らし
一手ずつ、相手の攻撃思考・攻撃可能性を奪う、
詰め将棋のような術

どちらも、正解
戦闘体系、思想が違えば、行き着く極意も違う

『刀で守れる範囲はせまい
せめて、目で見える範囲を、守れ
極めれば、武器を手放し、
執着から解き放たれる体系を残したい』

自身の今まで磨いた技から離れ
一から、積み上げた?

『民を、守れ、せめて、身の回りだけでも

この力は、術は、寸の止めがきかぬ
流派には残してやれん
使い道を誤れば、』

石の重みで、○される

「老師に、伝えねば」
そう、思った平次郎の眼に
この言葉が

『泰平を、次げ、平を次げ、
やさしき者よ』

飛び込んできた


平次郎、18歳、未だ、銭投げの習得に至らず


第六話 石の因縁
 へ続く

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